この記事のよると使われていない理由は、
- OpenOffice.org がLinuxでしか動かないものだと思っている。
- 大学で積極的に推奨していない。
- OpenOffice.org を活用している学校が極めて少ない。
⇒ もし学校教育で使われ始めたら、あっという間に広がるはずだ。
という結論。といってよいのだろうか。
そして、OpenOffice.org 3.0のテスター募集をしているって。
スキルアップとして、世界のオープンソースプロジェクトに積極参加することからはじめなければならない。
と。
著者の方の、思いはわかりますが。あまりにも乱暴な話でしょう。
実は今月。経営者が、Microsoft Office 互換の無料のOpenOffice.org の存在を知りMicrosoft 製品から切り替えられないのか?
ということを発言したのでした。
90年代オープンシステムが流行りだしたころ、「できる」ということ言葉の価値が下がりました。メインフレーマーの製品で、「できる」という言葉はきちんと使えるレベルで動作することを「できる」と表現したのです。しかし、当時。特にアメリカ西海岸のベンダーさんの言った「できる」は、そういう機能が実装されている。でも、実用レベルで動作するかどうかは??? つまり、機能はあるけど使えない。というものでした。
「互換」という言葉も同様です。
OpenOffice.orgは「Microsoft Office」と操作性やデータの互換性をもち、「Word」や「Excel」などのファイルを読み書きできる。
ドキュメントの中身は、どのくらいの互換性を保証するのか?
知らない方は、このような記述を見れば”完全に互換するもの”と捉えるでしょう。
普及しない大きな原因は、本当のことをきちんと伝えない事ではないだろうか。企業のIT部門の方は、互換性を持ち。と言われて、使えるものとは考えないでしょう。「どうせ、非互換項目多いのだろうなぁ」。検証作業が大変だろうなぁ。そう考える。
それを互換性があり・・・。という言葉で簡単に表現する。それでは、信頼を得られないと思う。
他にも、企業で導入するには様々な問題がある。今どき、ソフトウェアがタダだから。で、飛びつく企業はない。TCO(Total Cost of Ownership)がどうかが、問題になるのである。
OpenOffice.org の導入について、これから暫く考察していきたいと思う。
マイクロソフトが、Office2007という製品でユーザを混乱させている今。
検討の価値はあると思うのですよ。
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