“残念な人”にならないために、数学的思考力を鍛える
というサブタイトルが、刺激的です。
「ビジネス数学検定」という検定を目にして、自分の数学能力の劣化、学生の数学能力向上に役立つだろうかという興味から、エントリーレベルのこのテキストを購入しました。
ビジネス数学ということもあって、問題は考えられているなぁ。という印象です。
単純に計算させるだけではなく、ビジネスで必要となる知識と組み合わせて問題が出題される。
原価、利益、金利の単利・複利、為替のT.T.S・T.T.B、日経平均などなど、一般常識として理解しているべき言葉の解説もある。計算に直接関係ないものもあったりするが、面白いアプローチと思います。
大きく数学のテキストと違う点は、目次構成にも表れている。
第1章 把握力 ・・・ 物事の状況・特徴を理解する力
データやグラフの意味を正確に把握する力
第2章 分析力 ・・・ 規則性・変化・相関を見抜く力
データを高い精度で加工する力
第3章 選択力 ・・・ いくつかの事象から最適なものを選ぶ力
数理的な根拠をもとにして選択する力
第4章 予測力 ・・・ 過去のデータから未来を予測する力
事業の将来像を見抜く力
第5章 表現力 ・・・ 情報を正確に表現する力という構成になっている。
物事をわかりやすく伝える力
これって、情報リテラシー(コンピュータリテラシーではなく)として必要な力ではないですかね。そう考えると、絶対に必要な力ですよね。
テキストを半分ほまで読み進めた。
検定は、今月いっぱいインターネットで受験できるとのことなので、受験するつもりで勉強を進めてみる。
感覚的に、就職活動において実施される適性試験などの対策になりそうな気がします。また、このことで資格ごとれるというのも、面接などでのネタに良いかもしれませんね。
この本は、ほぼA5サイズです。ページの構成の含めてこれこそデジタルで提供してほしいですよね。提供する側にも、利用する側にも双方にメリットあると思うのですよね。
Kindle Paperwhite で読むのに、ちょうど良いサイズだと思うのです。その時に、価格は半額にしてほしいですね。
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