2013年8月21日水曜日

どんなことからも学びたい

昨年度は、そまでよりも学生さんに感謝されることが多くなった。「ありがとうございます」という言葉を、沢山いただくようになった。

今年度は、学生さんから学ぶことが多くなった。知識をもらう事。気づきをもらう事。自分の軽薄さ、浅はかさを、思い知らされる事。今まで、よく「教員でございます」なんて言ってたな。大して学生さんの事を、見てなかったんじゃないの?そんな風に、思う事が多い。


いろいろな学生さんがいる。

とても賢い子。
素敵だなと思える子。
人を引きつける魅力を持った子。
どうしたら、こんないい子に育つだろうと思える子。

まったく、喋れない子。
コンプレックスを持った子。
恵まれない家庭に育った子。
まったく勉強をしてこなかった子。

障がい、もしくは障がいと思われる症状を抱えた子。


今日は、しばらくお休みしていたこともあり、何人かの学生さんが来室し、対応した。明らかに、失敗した事、2件。


  • 募集に対してのエントリーの小論文の添削に来た学生さん。
    提示された課題に対して、2つの小論文を作成してきた。800文字の小論文を2つだから、それなりに時間もかかっただろう。とても賢さを感じる学生さん。でも、それをほんの数分で、どっちの小論文もつまらないね。と私はコメントした。
    その視点を変えてもらうために、幾つかの方法を言ったのですが、それが学生さんのネガティブな要素のパーソナリティに、触れてしまった。謝りましましたが、配慮が足りなかった。
  • 履歴書の添削に来た学生さん。
    強迫観念の傾向の見られる学生さん。何度か面談をしていて、そのことは感じ取っていました。履歴書の添削中、書かれていることに対して否定する発言を私がしたところ。
    そのことは、自分には価値がないってことですね、と泣き叫び。じっとしていられなくなり、自分の体を叩いたり、部屋の中を歩き回ったりした。最終的には、きちんと説明をし、納得してもらえ落ちつきを取り戻した。
こんな風に気づかないで、まずかった対応ってのもあることでしょう。


就職活動も多様化していて、履歴書やエントリーシート以外にも
  • 作文
  • 小論文
  • プレゼンテーション
の指導を頼まれることも多い。

直接的には、就活のためにする事になってしますうが、そのことを通じて「学び」があるように、学生さんのお手伝いをしてあげたい。


こんなことをしていると、私自身が中学校や高等学校で、ちゃんと勉強してこなかった事が悔やまれる。しかし、過去は変えられない。変えられるのは、「今でしょ!」だよね。
もっともっと、勉強が必要だよなぁ。

2013年2月16日土曜日

あなたはどちら? 「就活」or「就職活動」

私が学生の頃(かれこれ30年近く前ですが)は、今とは大きく異なる「学生の新卒就職市場」があったわけです。先日、お亡くなりになりました江副浩正さんが創業した、株式会社リクルートより、企業の採用情報が掲載された、分厚い冊子が自宅に送られてきました。

先日、私が引率をした企業の説明&見学会において、参加した学生さんに交通費が支給されました。ちょっと、驚きでした。
でも、私が学生だった頃は、就職活動をすると過分に頂く交通費で、お小遣いが増えたのを覚えています。

で、私のころには「就職活動」と言っていましたが、いまは「就活」というよなぁ~。

で、Google Trends で調べてみると。



こんな感じになります。
2010年8月を境に、それ以降「就活」という単語が「就職活動」よりも多く検索キーワードとして使われるようになって来たのですね。

ということで、ラベルに「就活」を追加!!

2013年1月11日金曜日

履歴書の添削

履歴書の添削結果は、このようになった。

ちょっと、目がいたいですね。
今回は、学生さんに直接返却しないので、反応が見ることができないのが残念。
しかし、このような形で添削をして、私も新たな発見がある。2014年3月卒業の学生さん向けに、対面で履歴書の添削指導する際にも、試してみようと思います。

ただ、生産性が悪い。結局、6名の添削をするのに1.5日を費やしてしまった。次回は、試行錯誤しなくてよい分、生産性は上がるだろうし。少しずつ、工夫すればいい。

生産性を上げるために道具もきちんとそろえる。
蛍光ペンは、たくさんの色を購入してもらうようにお願いをした。
蛍光ペンに合わせてコメントを書くために、PILOT ハイテクCコレト のインキ色を6色そろえた(これは、自腹ね)。PILOT ハイテクCコレトは、おすすめのペンですよ。

履歴書をより良くするためにどうしたらいいのか、学生さんが自ら考えられるようになるのが一番。そうなるために、どんな方法が良いかいろいろと試してみないとです。

2013年1月10日木曜日

「履歴書『志望動機』」の添削

2014年3月卒業予定の学生さんたちの模擬面接を、担当させてもらった。

受験を希望する企業向けの履歴書を準備してもらって模擬面接、その結果をフィードバックする。履歴書の添削については、学生さんを目の前に一緒に話をしながら添削するか、事前に添削したものをもとにフィードバックする。そんな方法で、今までは対応していた。今回は、添削をしたものを渡すだけになるとのことで、ちょっと添削方法を試行錯誤してみた。

志望動機については、その文章が何について書かれたものかを分類してみるとどうかなと考え試してみた。今回、初の試みだったのでバカみたいなやり方になってしまったが、たくさんの種類のマーカーを用意しておけば、もっと簡単に添削できる。

こうやって、ビジュアルに分類すると面白いことがわかりますね。そして、志望動機としてピントがずれていることも、よくわかる。これに、志望動機としての構成要素は何を入れたらいいかを教えてあげればいいかな。
(文章が冗長とか、具合性に欠けるとか、文章の良し悪しは別として、どんな内容で構成するかを考えるには、良い方法ではないかな。)

こうやって見ると、それぞれの志望動機を構成する文章の分類。面白いですね。
コンテキストとして書かれていて読みやすいのですが、入社してやりたいことが1行ちょっとというのがね。
これもコンテキストとして書かれていますがね。志望動機としては、やっぱり弱くなってしまう。

文章の表現よりも、書く内容構成としてどういうことを書くか。それを理解してもらうために、履歴書添削指導でこの方法をしばらく試してみようと思います。

そして、これをデータとして蓄積して、「良い志望動機とはこのように構成されている!」と明言できるようになるかな。

2013年1月6日日曜日

“残念な人”にならないために



“残念な人”にならないために、数学的思考力を鍛える

というサブタイトルが、刺激的です。

ビジネス数学検定」という検定を目にして、自分の数学能力の劣化、学生の数学能力向上に役立つだろうかという興味から、エントリーレベルのこのテキストを購入しました。
ビジネス数学ということもあって、問題は考えられているなぁ。という印象です。

単純に計算させるだけではなく、ビジネスで必要となる知識と組み合わせて問題が出題される。

原価、利益、金利の単利・複利、為替のT.T.S・T.T.B、日経平均などなど、一般常識として理解しているべき言葉の解説もある。計算に直接関係ないものもあったりするが、面白いアプローチと思います。

大きく数学のテキストと違う点は、目次構成にも表れている。
第1章 把握力 ・・・ 物事の状況・特徴を理解する力
            データやグラフの意味を正確に把握する力 
第2章 分析力 ・・・ 規則性・変化・相関を見抜く力
            データを高い精度で加工する力 
第3章 選択力 ・・・ いくつかの事象から最適なものを選ぶ力
            数理的な根拠をもとにして選択する力 
第4章 予測力 ・・・ 過去のデータから未来を予測する力
            事業の将来像を見抜く力   
第5章 表現力 ・・・ 情報を正確に表現する力
            物事をわかりやすく伝える力
という構成になっている。
これって、情報リテラシー(コンピュータリテラシーではなく)として必要な力ではないですかね。そう考えると、絶対に必要な力ですよね。

テキストを半分ほまで読み進めた。
検定は、今月いっぱいインターネットで受験できるとのことなので、受験するつもりで勉強を進めてみる。

感覚的に、就職活動において実施される適性試験などの対策になりそうな気がします。また、このことで資格ごとれるというのも、面接などでのネタに良いかもしれませんね。

この本は、ほぼA5サイズです。ページの構成の含めてこれこそデジタルで提供してほしいですよね。提供する側にも、利用する側にも双方にメリットあると思うのですよね。

Kindle Paperwhite で読むのに、ちょうど良いサイズだと思うのです。その時に、価格は半額にしてほしいですね。

人は人によって輝く

人は人によって輝く 「オオカミに育てられた少女」の話は 来たことがある人 多いことと思います 心理学を学んだことから アーノルド・ゲゼル 著 和訳本 「狼にそだてられた子」 を読んだことがある いろいろと 調べてみると この話は 事実と反する話 という事が 研究者の見解となってい...