授業をしていて気になったこと。
ノートを取らない学生、ノートの取り方が下手な学生の事が、気になりだしたのです。私も、ノートを取るのが上手とは言えません。で、ノートの取り方をきちんと学生さんに教えようと思い。調べはじめました。
ところで、あなたはノートの取り方を小学校で学びましたか?
たぶん、ノートの取り方って小学校で教えるべきことなんだと思うのです。まあ、私も記憶にないですけどね。
ということで、ノートの役割って何でしょうね?
1.練習をするためのもの
小学校のときには、ノートに“ひらがな”“カタカナ”“漢字”“九九”“計算”の練習をしましたよね。一度や二度では、覚えられないから覚えるまで何度も繰り返し練習しましたよね。今は、どうですか?繰り返し練習していますか?もしかして、覚えられなくても当たり前かもしれませんね。
2.忘れては困る事を書きとめるもの
人間は、学習したこと、聞いた話などをすべて覚えていることはできません。ですから、忘れては困ることをノートなどに書きとどめておけば良いわけです。後日、確認のためにノートを見直した際に、きちんと理解できるようになってないといけない。
そして、理解を定着させるために、復習や確認のためにノートが活用されないと意味がないことになります。
授業をする我々も、それを活用できる形で授業を展開しないといけないということになりますよね。
3.記録保存するするためのもの
感じたこと、思ったことなど頭の中にある事を、整理して文章にして、ノートに記録する。自分の考えを整理してアウトプットする訓練をこうやってしていたのですね。考えた事をアウトプットできない学生さんが沢山います。こういうことをきちんとトレーニングしてこなかったのですね。
ノートを取る事が目的になってしまっては、いけないのですよね。じっくりと考えるためには、ノートを取る。話を聞くときには、話を聞く。
4.考えを深めるためのもの
資料で調べた結果、観察をした結果を記録し、そこから自分なりの答えや考えを導き出す。そんな考えるプロセスを、書きながら考えたり、考えながら書くことによってサポートをする。ノートの書くことによって、考えが明確にすることができる。
こんな役割がノートにはあるのです。
ノートを取らない。というよりも、ノートの取り方がわからない人は、理解や思考が深まらないということになりますよね。勉強ができなくて、当たり前かも。
社会人になって、会議に参加して、打合せに参加して、ヒアリングを実施して、インタビューをして、そんな事をすることになります。参加することや、実施することに、意義はありません。参加した後、実施した後に、その情報をどのように加工し、意味あるものとするのかが大事なことなのです。
そのために、ノートは大事ですよ。ノートがかけないようでは、社会人になってからもちゃんとした仕事なんてできやしない。
ということで、ノートの取り方を身につけましょう。
これって、情報デザインにもつながることですよね。
ノートを取る意味はあるのでしょうか?僕にはノートをとる事のメリットよりもデメリットの方が多いような気がしてなりません。
返信削除ノートを取るぐらいだったら、教科書にポストイットを直接貼りつけてメモがわりにした方がよほど効率的に思えます。それにノートにとった事を見直す人も少ないような気がします。さらにノートを取ったことで勉強したつもりになっても頭に入っていなければ元も子もないと思います。