2008年12月30日火曜日

IT人材育成『企業が求めるIT人材“4つのスキル”』

日本HP HP Technology at Work 2008年11月号
 -企業が求めるIT人材“4つのスキル”-

米国企業の採用担当者へのアンケート結果の、和訳されたものが掲載されています。

この報告書を読むにあたってきちんと理解しておかないといけないことは、これは企業(対象企業の属性は不明ですが)においてITを活用して企業力を向上させるための人材としてアンケート結果ということです。多種多様なIT人材すべてに、当てはまるわけでなないこと。
個人的には、企業内の社内ITエンジニアや企業をサポートするフィールドITエンジニア、コンサルタントなど、企業のITシステム構築に携わるIT人材にもとめられる“スキル”ということになるでしょうか。
  • コミュニケーション力
    社内外のビジネスユニットやプロジェクトと密接な関係を持ち、そこで業務を推し進めるためにはコミュニケーション力が不可欠
  • テクノロジー力
    “テクノロジーに長けている”だけではダメで、テクノロジーを応用し、業務やビジネスの問題点を解決するというIT技術を業務にコミットできる能力が求められている
  • 文書作成力
    情報を正しく、的確に相手に伝えられる文章力は不可欠
  • 学習能力
    IT技術は日進月歩、また、ビジネスのトレンドも目まぐるしく変化します。そういう、進歩や変化のキャッチアップと取得のための“学習能力”が求められている
こうやって見ると、情報処理技術者試験をすべてとする教育では一項目しかカバーができない。ということになりますね。勿論、情報処理技術者試験にこれを求めることは間違っているわけで、それを活用して教育している教育機関、特に専門学校は考えないといけないですよね。
私の学校での取り組みは間違っていないと思うのですが、まだまだこれからというところでしょうかね。

「プロジェクトをまとめるコミュニケーション力、問題解決を行う技術力、そして利益を生み出す応用力、この3つを備えた人材であれば、どんな時代にも求められるITプロフェッショナルであることは保障されます」 (by Brain Gabrielson 氏 )
これから社会を背負ってたつ若い人たちに、こんなIT人材のベースになる教育を提供したいと、そんな思いをもって、実現に向けて努力をしないとね。

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